かかぴそブログ

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暖かいフリースを求めて ~アンタークティカ バーサロフトジャケットとゴブリンの比較~

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こんにちは、管理人のかかぴそです。

今回は、MAMMUTのゴブリンとノースフェースのアンタークティカ バーサロフトジャケット(以下、アンタークティカと略します)の比較をしていきたいと思います。2つとも保温力抜群なので、暖かいフリースを検討する場合の候補になるかと思いますので、両者を比較する上でのポイントとなる点を書いていきたいと思います。

 

ゴブリンとアンタークティカの相違点

まずは、デザインの違いを比較しやすくするために、アンタークティカとゴブリンを半身ずつ合成してみました。トリミングして肩位置を合わせているので、少々不格好な画像となっていることはご容赦ください。
※左半分がアンタークティカ、右半分がゴブリンです。

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デザインの違い(左半分-アンタークティカ、右半分-ゴブリン)

フリース素材の違い

ゴブリンは、ポーラテック社のハイロフトというグレードが使われています。ポーラテック社と言えば、アウトドアの世界では言わずとしれたメーカーですが、そこが手掛けている中でも最上位に位置するスペックのフリースです。

ちなみに、かつてはアンタークティカもポーラテックを使用していたのですが、現在は自社製のフリース素材となっています。たしか、切り替わったのは2019年だったと記憶しています。

私が持っているのは2020年モデルなのでポーラテックではありません。そこだけが悔やまれます。

毛足の長さに関してはアンタークティカの方が長いです。素材の柔らかさも双方大きく変わることはありません。ただ、着用時の暖かさの具合はやはりポーラテックに軍配が上がります。ゴブリンは着てすぐ暖かいですし、生地に冷たさをあまり感じませんが、アンタークティカは、着た瞬間は生地の冷たさを感じます。

そのあたり、ポーラテックの品質の高さを感じます。

体温調節の方法

ゴブリンの場合は、特別体温を逃がすような仕組みはありません。強いて言えば、ダブルジップになっているため、裾の方を開放して熱を逃がすといったところでしょうか。ただ、そもそもフリースは通気性が高いですし、よほどのことがない限り支障はないかと思います。

一方、アンタークティカは脇下にベンチレーションがあるので体温調節は行いやすいです。

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ベンチレーション

前ファスナーを開けると一気に体温が逃げるので、ベンチレーションがあること自体は便利だと思います。ただ、一般的にフリースはミドルウェアとして着ると思うので、そう考えるとベンチレーションにどうやってアクセスするのか、いささか疑問です。

もちろん、アウターにもベンチレーションがあればそのままアクセス可能ですが、二重にベンチレーションを開放するのは単純にレイヤーの組み合わせを見直す方がいいという気もしなくはありません。

そう考えると、やはりアウターとして着ている活動中に利用するという想定なのでしょうか。個人的には、今のところ出番はない機能です。

それよりも、ゴブリンのダブルジップのほうが、車の運転の時など、座ったときに裾が上がってしまうのを避けられるので地味に重宝しています。

保温力の違い

保温力についての相違点の一つ目は襟の高さです。

ゴブリンもしっかりと首を覆ってくれますが(ちょうど顎ぐらいまできます)、それ以上にアンタークティカは襟が高いです。ネックウォーマーをしたときぐらいの高さがありますので、口を覆うぐらい程度の高さがあります。さすが、コンセプトが南極等の極寒地仕様といったところです。

ただ、アンタークティカの方が襟高さはあるのですが、保温力に差が出るほどのものではないと思っています。個人的には、襟高さによる保温力の差はないと言っていいと思います。

次に、裾や袖のフィット感の違いについて見ていきます。

ゴブリンは、裾をドローコードで絞ることが可能ですが、袖についてはゴムで絞られているということもなく、普通に冷気が入り込んできます。

一方、アンタークティカの裾はゴムが入っているため体にフィットします。そのため、暖まった空気が逃げていくことを防ぐことができます。また、袖口もランバージャック仕様なので、同様に冷気の侵入を防いでくれますし、裏地起毛なので手の甲まで保温してくれます。

裾や袖の作りから見る保温性はアンタークティカが優れていると言えます。

生地の厚み

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裏地の違い

生地の厚みについては、ゴブリンはミドルウェアとしての一般的な厚みと考えていいと思います。一方、アンタークティカは生地を二枚合わせているので少々厚みがあります。
※ゴブリンの裏地はメッシュ素材ですが、アンタークティカは裏地も表地同様、長毛のフリースです。

その分、保温性が高いとも言えますが、ミドルウェアとして着る際は少し着膨れ感が出るかと思います。

また、生地の厚みがあるため、ゴブリンは襟を倒して着てもさしてアウターに影響しませんが、アンタークティカはさすがに首元が膨らみを持ってしまうので、アウターによっては着づらくなってしまうと思います。

なので、半強制的に襟は立たせることになるのですが、先程書いたように、襟が高いのでファスナーを上げるのは胸元か少し上ぐらいまでにしておかないと頬にあたります。

真冬の寒い時ならまだしも、昼間に日が射して暖かくなってきた時などは、むしろ鬱陶しく感じるかもしれません。女性の場合は、お化粧が付くといった心配も発生するかもしれませんね。

そういった意味で、アンタークティカはタウンではミドルウェアに向かないかもしれませんので、着用期間は必然的に短くなる可能性があります。

もちろん、頬にあたるかどうかはファスナーの開閉具合で調整は可能ですので、必ずしもミドルウェアに向かないとは言い切れませんが。

サイズ感

サイズ感については、どちらも大きな違いはないです。よく、アンタークティカは小さめなのでオーバーサイズをというレビューを見ますが、そこまで気にすることはないと思います。

私はすこし余裕が欲しかったので、アンタークティカ、ゴブリン共にLサイズを着用しています。ちなみに、身長173cmです。

最初の画像を見てもらえば分かると思いますが、着丈等、ほとんど同じであることがわかると思います。袖の長さについては、ゴブリンはヨーロッパのブランドのため少々長くなっていますが、それ以外は大きなサイズの違いはありません。

私と同じ身長の方であれば、ジャストサイズがよければMサイズ、少し余裕が欲しければLサイズを選択するといいと思います。

まとめ

アンタークティカについては、やはり寒冷地仕様だけあって、タウンでは少々使い勝手が悪い部分があります。暖かいのでアウターとしても十分な保温力はありますが、フリースなので当然ながら風のある日は寒いです。風のない日や日中であれば1月でもアウターとして使えると思います。

ゴブリンについては、個人的には非の打ち所がないですね。保温性、機能性、動きやすさ、どれをとっても言うことなしです。また、生地の厚みもミドルウェアとして申し分ないので、活動時のアウターとしても活躍しますし、寒い時にダウンやウィンドブレーカーを羽織っても全く窮屈感はないです。それこそ、肌寒くなる11月頃から真冬の1月・2月まで活躍してくれますし、登山やキャンプはもちろん、普段使いとしても活躍してくれるアイテムです。

個人的には、どっちがおすすめかと言われれば圧倒的にゴブリン推しです。

 

 

お気に入りの一着が見つかることを願っています。

管理人 かかぴそ

 

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