かかぴそブログ

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ダウンの選び方とモンベルをおすすめする理由

こんにちは。管理人のかかぴそです。

みなさん、冬のアウターは何を着ていますか?真冬の寒い日はダウンを着ると言う人も多いのではないでしょうか?私は外に長くいなくてはいけない日などはダウンを着ることが多いです。

軽くて暖かいダウンですが、様々なメーカーから出されていて、正直どこのがいいのか分からない。という人もいるかと思います。

なんとなく、とりあえずカナダグースやノースフェース、TATRASのようなブランドを着ておけば大丈夫だろうといった選び方になってはいませんか?

今回は、ダウンの選び方と、私が現在愛用しているモンベルアルパインダウンパーカーについて紹介します。モンベルは完全にアウトドア向けの商品なので、キレイなシルエットを求める方には向かないかもしれませんが、ゆったり着たいという人にはおすすめできます。

モンベルを着るかどうかはさておき、ダウンの選び方については一度確認しておくと選択肢が広がりますので、是非ご一読ください。

 

モンベルとは

モンベルの名前は、最近のアウトドアブームもあって聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。

初めて聞いたという人も、きっと店の前に立っているクマちゃんに見覚えがある人はいると思います。

じゃじゃん! くま~

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モンベルのくまちゃん

モンベルは、1975年に日本で創立された会社です。
コンセプトは“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”

私のモンベルの印象は、とにかく安い!です。

モンベルのおすすめポイント

個人的に、モンベルのここがいい!と思っているところは、なによりも手頃な価格であるということです。そして、安かろう悪かろうではなく、安いのに質もいい。ということです。

私の知る限り、コスパにおいてモンベルに勝るブランドはありません。

 

いつぞやに宮城県にある御釜に秋頃行った時、気温は4℃で風が吹き荒れていましたが、半袖にアルパインダウンパーカーという格好でも全く寒さを感じないほどでした。

私の実体験上、ダウンに限らず、タウンユースやキャンプ程度であれば抜群の機能性を発揮してくれます。当然登山も問題ないのですが、最近登山はご無沙汰状態ですので、そこまでの言及は控えておきます。

ダウンを選ぶために、特徴を知ろう

モンベルという会社の紹介はこれぐらいにして、本題に移りたいと思います。まずはダウンの選び方を説明します。

暖かさの基準はFP(Fill Power)で分かる

FP(フィルパワー)とは、ダウンのかさ高のことを言います。どれくらい空気を含むことができるかの指標と思ってください。
この数値が高いほど良質な (暖かい)ダウンと言われます。

一般的に、600~700FPで良質なダウンと言われ、800FP以上だと雪山などを想定した保温性能と言われています。

なぜ空気を多く含めると暖かいのかと言うと、空気は熱伝導率が低いために、断熱効果が高いんです。言い換えると、ダウンは体温で暖まった空気を逃がさずに蓄えることが得意なんです。

「ダウンの下は薄着の方がいい」と言う話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは、肌に近いほうが体温が伝わりやすいので、ダウンが早く暖かい空気を含むことができる。という理由から言われていることです。

余談ですが、薄着がいいとはよく聞くけど、絶対寒いじゃん。と思いませんか?

個人的な意見としては、真冬に半袖 + ダウンはやっぱり寒いです。しかし、「帽子や手袋、マフラーをつける」という条件があるのであれば、半袖でもいけると思います。

 

ダウンは暖かい空気を蓄えるのが得意と言いましたが、当然ながら裾や首元などから冷気が入ってきて内部の暖かい空気はどんどん冷えていきます。それでも体が暖かければ保温性は保てるでしょうが、頭や首、手など冷気に触れている部分からもどんどん体温は奪われていくので、真冬の寒さではよほど代謝がいい人でないと寒いと感じると思います。

ですが、帽子などで冷気に触れる部分を減らして体温の低下を防いであげれば、ダウン内の空気も常に暖かい状態に保つことができます。さらに言えば、ファッション的には好ましくないかもしれませんが、ドローコードを使って裾を絞ることで冷気の侵入を防いであげれば、そのぶん暖かい空気が保たれますので、マフラー等がなくても暖かさを保てるかもしれません。

薄手の方がダウンは暖かい。というのは、このような条件が整ってこその話ではなかろうかと私は思っています。

ダウンは水分との相性は最悪

覚えておいてください。着ている意味がなくなるほどにダウンは水や湿気との相性は最悪です。

既に説明したように、ダウンの保温性は空気を蓄えることによって発揮されるのですが、羽毛は湿気を吸って水分を含んでしまうと、途端に保温力が減少します。水沢ダウンで有名なデサントの研究によると、1mlの含水量で59.2%もかさ高が減ることが分かっています。10mlでは96.4%も減少するので、もはや羽毛は意味をなしません。

このことから、雨の日はダウンを着てもさして暖かくないということが言えます。濡れなければ大丈夫とも言えますが、それでも小雨程度までとしたほうがいいと思います。

雨の日でも着れるダウン

GORE-TEXという名前を聞いたことはあるでしょうか。アウトドアブランドはよく取り扱っているので、見たことのある人も多いかもしれませんね。

GORE-TEXとは、ゴア社が開発した透湿・防水・防風に優れた生地のことです。(GORE-TEX INFINIUMという非防水素材も存在します)各アウトドアブランドがこのような素材の開発を行っていますが、知名度と信頼性はGORE-TEXに勝るブランドはないと言っても過言ではないでしょう。

ただ、高性能であるが故に値段は高くなる傾向にあります。登山用であれば、もちろん雨の中長時間歩くこともあるので多少値段が高くても妥協する所ではないと思いますが、タウンユースではオーバースペックとも言えほどの性能だと思います。

防水の性能について別記事で書いてますので、良かったら参照してください。

kakapiso-log.hatenablog.com

 

前置きが長くなりましたが、ダウンを雨や雪の日でも着たいのであれば、防水処理、あるいは撥水加工のしてあるダウンを選ぶといいと思います。

ダウンの選び方

選び方と言っても、ここまで読んでもらえればあまり言う事もないのですが、補足も兼ねて説明していきます。

ダウンの選び方は細かいことを言えば色々とあるのかもしれませんが、大別すると暖かさ(FP)、防水・防風の有無が一つの判断基準になってくるかと思います。ひとつひとつ見ていきましょう。

まず、暖かさの基準はFPとダウンの量です。FPが高くてもダウン量が極端に少なければ当然保温力は下がりますし、FPが低くてもダウン量が多ければそれなりに暖かいです。比例関係にあると思ってください。

一般的に、FPが高ければダウン量を減らしても高い保温力を実現できるために、薄いダウンを製造することができます。ですので、インナーダウンとして使いたいなど、薄くて暖かいダウンが欲しい場合はFPの高いものを選びましょう。ただし、防風機能のついていないダウンは、薄くなれば薄くなるほど風を通しますので、アウターとして着る場合は注意が必要です。

風や雨はダイレクトに体温を奪うので、当然ながら防風、あるいは風を通しにくいほうが保温性は高いです。ダウン量が多ければ必然的に風を通しにくくなりますが、薄手のダウンを選ぶ場合は防風性についても考慮してみてください。

 

最後に防水の有無についてですが、防水の必要性については、既に述べた通りです。雨の日でも着たい!という人は防水でないにしても、最低限、撥水加工してあるものを選びましょう。

選び方のまとめ

私は普段、ファスナーを半分ぐらいしか閉めていません。さらに、マフラーや手袋はしないので結構体温が逃げる着方をしています。
そんな着方をしている私が、自分のスタイルだとダウンを選ぶときにどれくらいの性能が必要か。という、完全なる主観により選び方をまとめました。

少しでも参考になるように、私の寒さに対する耐性を伝えておきます。
冬場、我が家の室温はエアコンをつけないで20℃ぐらいです。半袖でやせ我慢すればなんとかいけるかも?というぐらいでしょうか。ユニクロのフリースを着ると快適に過ごせます。私の寒さに対する耐性はその程度と思ってください。

それでは、まとめに移ります。

■ジャケットの下など、インナーとしてダウンを着る場合
 ◇FPはどれくらい必要?
  FP600~:肌寒い時に、暖かさをプラスしたい場合
  FP800~:寒がりで、極上の暖かさを求める場合
 ◇撥水 or 防水は必要?
  インナーなので天候問わず不要です。

■アウターとして着る場合
 ◇FPはどれくらい必要?
  FP600~:ニットやパーカーなど、ある程度はダウンの下にも着る場合
  FP800~:真冬でもインナーは薄着でいたい or ダウンに薄さを求める場合
 ◇撥水 or 防水は必要?
  雨の日にも着たい人は必須。

アルパインダウンパーカーをすすめる理由

ようやく、私がおすすめするアルパインダウンパーカーの紹介にたどり着きました。おすすめする理由は、軽さと暖かさの二点に非常に優れているからです。

まず軽さについてです。アルパインダウンパーカー(メンズ)はカタログ記載の平均重量は414gです。サイズ展開がS~XLなので、ざっくりとM、Lサイズぐらいで414gということだろうと思います。

一方、最近人気のCANADA GOOSEやMONCLERの重さは1kg超えです。

それらのダウンを着ていて重いと感じたことはないかもしれませんが、意外と脱いだ瞬間に体が軽くなって解放された。というふうに思ったことはないでしょうか。たかが1kgと言えど、特に女性は長時間着ていると体が凝ってくると思います。

その点、アルパインダウンパーカーはその半分以下の重さです。パーカー一枚着るよりも軽いです。初めて着た時は一切重さを感じないのに暖かい。と感動しました。

矛盾していますが、着てないときよりも、着てるときのほうが軽いという錯覚に陥ります。

続いて暖かさについてです。軽いというのは、薄いということでしょ?寒いんじゃないの??と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

FPは800のダウンを惜しみなく使っているので、薄いと言うよりはもこもこしています。

通常、ダウンが重いのはダウン量ではなく生地であったりファスナーなどの装飾品の重さです。モンベルは軽量・コンパクトといった機能面にかなり強いブランドですので、すべての素材がとにかく軽いです。

タウンユースなら、半袖一枚とは言わないものの、パーカー一枚着てれば 真冬でも快適に過ごせます。さらに、都内とかでしたら、ファスナーをしっかり閉めてドローコードも絞れば半袖一枚でも十分暖かく過ごせると思います。

パーマフロストダウンパーカーの方が向いている人

アルパインダウンパーカーと似たラインアップで、パーマフロストダウンパーカーというものがあります。こちらはお値段が少々あがって27,800円 + 税です。

なにが違うのかというと、こちらはGORE-TEXを使用しています。インフィニアムなので完全防水ではなく、GORE社では「耐水」という分類をされています。「撥水」と「防水」の間のレベルにあります。

防水じゃないの?と思われるかもしれませんが、耐水でも突然の雨に対応するには十分な性能があります。駅から家までの数分の間に雨に降られた。程度であれば十分耐えられる性能を持っていますので、日常生活においては問題ないレベルだと思います。

さらに、防風性にも優れているため、風の強い日でもなんのそのです。

天候に関わらずいつでもどこでも使いたいと言う人は、パーマフロストのほうがおすすめです。

最後に

記念日のデートなど、おしゃれをしたい時にモンベルのダウンが着れるかと言われるとほぼ横向きの斜めぐらいに首を振りますが、純粋に機能性と暖かさを求めるならアウトドアブランドに勝る者はないと思います。

これから寒くなっていきますので、暖かいアウターが欲しい人は足を運んでみてください。

みなさまの冬がぬくもりにつつまれますように。

管理人 かかぴそより

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